人気ブログランキング | 話題のタグを見る

風見篤史のブログ


by akazami
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

29インチテレビと東中野

2011年2月1日(土)
29インチテレビと東中野
29インチテレビと東中野_c0107704_19445368.jpg

昨日は先週ヤフオクで購入し、待ちに待ったテレビが届いた。29インチのブラウン管テレビで、画面が超でかい。液晶TVが全盛の2011年に、地デジ非対応のバカでかいブラウン管を買う人も珍しいのかもしれないが、送料も含めて4100円で29インチの大画面を手に入れた。僕は映画を観るためだけにこれを買ったので、テレビのケーブルも繋いでいない(本当にテレビ見ないので)。これで贅沢に大画面で、もう好きなだけ時間が許す限り映画鑑賞ができる(わーい、すごく嬉しい)。

本日は仕事が休みで、東中野にある長く通っていた医者に2年ぶりに行ってきた。先生も僕のことを覚えていて、受付のお姉さんも変わってなかったのでホッとする。あー懐かしき東中野よ。嫌な思い出しか残っていない街だが、やはり長く住んでいたので愛着と親近感が大きく、昔はずっと工事中だった山手通りがキレイに整備されている風景などを眺めていると「へぇー・・・東中野ー。おー!東京ーただいまー!」と心の中で叫ぶ。

東京に帰ってきたのだと、今日・・・実感した。
# by akazami | 2011-02-01 20:29 | 日々のこと

セレンデピティ

2011年1月29日(土)
セレンデピティ
セレンデピティ_c0107704_134815.jpg

みんなはどんな生活を送っているのだろう?
僕は今、いろんなことを考える余裕がまったくない。ひたすらに働いている感じ。余裕が欲しいが、余裕がない。今の働いている仕事の先輩が「時間は作るものだ」と言った。なるほど、作る気になれば時間は作れるのだろう。しかし、余裕がないのだ・・・。プライオリティの問題である。自分の中で優先順位を決める。「今、一番に力を入れることは何だ?」「何を優先するべきなのか?」

茂木先生が言う”セレンディピティ”(発音が違うか?)が突如僕に訪れ、ひらめきと共に東京に舞い戻ってきた。僕は先生のアジテーションに乗って行動を起こしたのだ。卵を割らなければ、オムレツは作れない。自分の心は「自分がどうなりたいのか」を既に知っている。心の声に忠実にあるべきなのだ。”しんどい”のは当たり前である。

東京は素晴らしい街だ、盲目的に「素晴らしい」と断言できる。自分の欲求に忠実な人間がいっぱいいる。リスクを承知で自分のやりたいことを実行している。男も女も金持ちも貧乏もオシャレもオタクもいい人もヤクザもホストもキャバ嬢も天才もバカもオリジナルもまねっこも・・・。みんなタクシーに乗りたいのではないのだろうか?

むちゃくちゃな文章だ。

僕はニュートラルでありたい。
# by akazami | 2011-01-30 01:37 | 日々のこと

名言015

2011年1月27日(水)
名言015
名言015_c0107704_2241710.jpg

卵を割らなければ、オムレツは作れない。
You can't make omelet without breaking eggs


                                by オール・ザ・キングスメン
# by akazami | 2011-01-27 02:27 | 名言

再び東京へ

2011年1月26日(水)
再び東京へ
再び東京へ_c0107704_738772.jpg

再び東京に戻ってきてから1週間が過ぎた。
今年の正月明けに突如浮かんだアイデアを強引に実行してしまったのである。自分でも驚くほどのスピードと行動力を発揮し、環境を激変させたのだ。いろいろ迷ったが、熟考に熟考を重ねた上、衝動的に”田舎”を飛び出した。35歳の再上京である。

僕は人生をステージに分けて考えるている。第1ステージ(20代)第2ステージ(30代)第3ステージ(40代)・・・。周りの友人たちがみんな努力しそれぞれの分野で活躍していく中、僕は第1ステージと第2ステージ前半までの”大切な時期”を無駄なプライドと精神の病とアルコールでほとんど棒に振ってしまった。映画を撮ることも出来ず、暗く長いトンネルに迷い込み、泥沼にはまって心と体がボロボロになってしまった。

そして僕も35歳になった。第2ステージの折り返し地点である。この第2ステージの残りの5年間の過ごし方で第3ステージが決まると僕は考えている。動くなら”今”しかないと強く思いリスクは大きいがまた東京にも戻ってきたのだ。来てしまったからには、前を向いて走るしかない、しかもトップスピードで。とにかく全力疾走あるのみである。

さぁ、僕の人生はどうなることやら?
# by akazami | 2011-01-26 08:15 | 日々のこと

パーマネント野ばら

2011年1月24日(月)
『パーマネント野ばら』
パーマネント野ばら_c0107704_011193.jpg

2011年に入ってから、短期間の間にいろいろな物事が信じがたいスピードで変化している。環境が変われば気持ちも当然変わるし、当然疲れる。毎日クタクタになりながらも気持ちは”映画モード”に入っているので普段は借りてこない新作DVDを真夜中に観ている。

DVD『パーマネント野ばら』(監督:吉田大八)を鑑賞する。ビールを片手に。
傑作『不抜けども、悲しみの愛を見せろ』の映像作家吉田監督の新作ということで期待していたが、正直うーん・・・いまいちという印象を僕は受けた。映像派の吉田監督作品をノートPCの小さい液晶画面で見ていること自体まともに感想を言える立場ではなく、近藤龍人君の撮影もまともにわからない・のが悔しい・・。

菅野美穂は演技派の女優とは思うけど”映画女優”にきっとずっとなれないと僕は思う。この映画でも彼女から”いい”イメージは全く受けなかった。西原理恵子原作だからあくの濃いキャラが多く出てくるが全員漫画チックで人間味が少しもなく、奥寺さんの脚本もセリフ重視の無理やり感があり、『腑抜け~』の時の田舎を美しく描く独特の映像センスやキャラクターを魅力的に描く演出力もいい形で映画に反映されていなかった。

原作モノで”女の情”がテーマという監督にはかなり高いハードルだったのだろうとおもう。同じ失敗作に近い失望感を山下君の『天然コケコー』を観た時にも受けたことを思い出す(ちなみに『天コケ』の撮影も近藤君)。「プロデュサー側からくる正直乗り気がしない企画」をどう面白く魅力的な作品に仕上げるかに監督は”苦労したんだろうな~”と想像してしまった。それが映画に全部出てしまっている・・・。それが観客に見えたら映画は面白くないに決まっている(まぁそんな想像をする人間も少ないと思うが)。

しかし今後も吉田監督への期待は変わらない。どんな人間も傑作ばかりは作れない。ピカソもプロコフェイフも膨大な駄作も作っている。芸術家は佳作や駄作を挟みながらたまに良作や傑作を発表できればいいのである。そういう意味でこはの『パーマネント野ばら』は佳作であると言える。


パーマネント野ばら_c0107704_0575537.jpg『パーマネント野ばら』(2009年/日本)
監督:吉田大八   ★★
# by akazami | 2011-01-25 01:02 | 映画