風見篤史のブログ


by akazami
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カテゴリ:日々のこと( 59 )

弱さ

2011年4月19日(火)
弱さ
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村上春樹の『羊をめぐる冒険』の中でラスト近く鼠は言う「キーワードは弱さなんだ」。主人公の”僕”は「弱くない人間なんてどこにもいないぜ」と切り返すが、「一般論はよしてくれ、それとは違う”本質的で圧倒的な弱さ”なんだ・・・」僕には鼠の言う”本質的な弱さ”がわかるような気がする。

強くならなければ?我慢強くならなければ?・・・このハードな社会では生き抜いてゆけない。僕なりに一生懸命強く踏ん張ろうとするのだが、体の奥底から”圧倒的な弱さが”顔を出し始める。この弱さはかなり強大でとてもプラスな意識で打ち負かせるようなものではない。大体この”弱さが”現れると間もなく僕の勤労社会生活は終止符を打つことになる・・・。

普通のまともな社会生活をサヴァイブできる人々には僕の話は大人の泣き言、戯言にしか聞こえないかもしれないが、この本質的な弱さに関してはその当人にしか理解できない種類のものだろう。病気とも大きく関わることだろう。鼠が抱えていた弱さを、皮肉に残念だが僕も持ち合わせているようなのだ。小説の中で鼠は自殺する(というか死んでから主人公に心の問題を幽霊として話している)。

残酷な社会と本質的な弱さ。軍配は最初から見えている。現代社会で弱い人間は排除されてしまうのだ。
本質な弱さを抱えつつ、僕の本当の闘いはここからかもしれない。

【YouTube】
「Will You Dance?」 by ジャニス・イアン
http://www.youtube.com/watch?v=pFgfbV60I1s&feature=related
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by akazami | 2011-04-20 04:40 | 日々のこと
2011年4月11日(火)
地震が僕にもたらしたこと
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今回の大震災で自分の中に新しい感情が生まれました。それは”家族への愛”。東京で地震にあったあの日、まず茨城に住む家族の状況、とても気になり、繋がらないケータイを掛け続けました。無事を知ってほっとしました。家族。自分に何かがあった特に、最後の最後で帰ってくる助けてくれるのはやはり「「家族」なのです。きっとやはり家族は助け合って生きてゆくものなのでしょう。もう35歳ですが、こんな当たり前のことを地震にあって始めて知りました。

昨日今日と福島/茨城では震度5強の大きな地震がありました。震度3レベルの余震は2,30回おこり、なんだかいつも揺れているような気がしています。僕のような線の細い人間ははっきり言って”頭がおかしくなりそうな状況”です・・・。今は精神がかなり「弱っているのプラスなことばがでてきません。

しかし、東北の被災地の状況はもっと過酷で残酷なのです。奥さん、子供を失っても懸命に自分の仕事をしている。家がなくなってどう考えても辛いに決まっている避難所生活を送っている。多く人が職を失っている・・・。きっと想像を絶する”不安感”に押しつぶされそうになりながら、懸命に目の前にある毎日の生活をこなしているのだと思います。約3万の人の命が失われたのです・・・。

今僕希望が全く見えない、「絶望」の中でもがいています。
どうな状況であれ”生きていかなければいけないのです”。
はっきりいって恐ろしい恐怖に苛まれています。
あの子の分まで生きなければ。

【You Tube】
短い時間に”家族愛”が見事に描かれている海外のCM
http://www.youtube.com/watch?v=y8OCgZGB0hA&NR=1
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by akazami | 2011-04-13 04:59 | 日々のこと

『狂走情死考』

2011年3月7日(月)
『狂走情死考』
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VHS『狂走情死考』を鑑賞。
若松美学が炸裂した隠れた傑作。若松孝二はアンゲロプロスやホウ・シャオシェンのようにロングショットの天才芸術監督であると僕は思っている。冒頭の主人公が走る横移動のショット、広い雪景色の中を歩く男女、北海道の雪の大平原のラストシーンなどなど美しい構図のイメージがとにかく美しい。このようなイメージは天才にしか撮れないものである。

縦構図の奥行きのあるカットに人物を捉えるのが抜群にうまい。さらにカラフルな原色の色彩設計も抜群のセンスを感じる。若松孝二は政治色やバイオレンス、ピンク映画のイメージが強いが、実は世界レベルの映像派の作家性溢れる映画監督である。


c0107704_23375268.jpg『狂走情死考』(1969年/日本)
監督:若松孝二   ★★★★
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by akazami | 2011-03-07 23:40 | 日々のこと

疲労とバイオレンス

2011年3月6日(
疲労とバイオレンス
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東京に来て以来、ずっとハードな日々が続いている。まともな休日といものがほとんどなく、毎日朝から夜遅くまで仕事をしている状態。慣れない生活リズムと新しい仕事に体と脳は激しく疲労しているが、その一方で”心”は充実している。これはとてもとても重要なことではるが、ブログの更新が定期的にできなくなっていることは非常に苦しい。しかし、これも現実。今はしっかりと社会生活を営むことが最優先事項であるのであるから、ブログはできる範囲でコツコツやっていこう。

VHS『GONIN』(監督:石井隆)を鑑賞
鬼才石井隆が超豪華キャストを迎えて作り上げたハードバイオレンスをたっぷりと堪能した。もう、大好きな作品。今日は何故か眼帯を付けたたけしが拳銃をぶっぱなすところがどうしても観たいと思ったのだった。ラストシーンが劇場公開時と違う編集になっていたような気がする(記憶では登場人物が遂に全員死んでしまい、たけしと元木雅弘が高速バスの後部座席に沈んだまま、バスが走り出すというラストだったような?)。あと、鶴見信吾と根津甚八が抜群に素晴らしい。とにかく素晴らしい。
まぁ、どちらにしても「映画観たー!」と非常に爽快な気分になり、一日の疲れも吹き飛ぶのだった。


c0107704_151188.jpg『GONIN』(1995年/日本)
監督:石井隆 ★★★
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by akazami | 2011-03-07 01:56 | 日々のこと

負けてたまるか

2011年2月23日(水)
負けてたまるか
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今は2011年の2月。
みんなはどこで、どのような生活で、毎日をどう過しているのだろう?
僕は働いている。
毎日必死に働いている。
そう、働いている。

今はうまく文章を書くことができない。
余裕がない。
まったく、ない。

負けてたまるか。
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by akazami | 2011-02-23 23:54 | 日々のこと

非日常

2011年2月9日(水)
非日常
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仕事に忙殺されているようだ。
なるほど、なるほど。仕事のペースについていくのがやっとで、部屋に帰っても映画を観たり、音楽を聴いたり、本を読んだりするパワーがほとんど残っていない・・・。毎日忙しい有名人や知識人がこまめにブログを更新していることは、なかなかすごいことだと思う。文章の中身はさて置いたとしても、日々自分の思いや出来事を”発信し続ける”ことはそうそう簡単ではない。継続は力なり。

僕のような一般人が仕事ばかりしていたら、ブログに書くような目新しい非日常的な出来事はあまり起こりはしない。それでも「書く」ことは読む人よりも、書く本人にとってとても重要であると茂木先生も言っているので、僕もがんばって書く。思いや考えを文章に変換することと、発信することを継続するのだ。よし、よし、これでいいのだ。

目新しいことは珍しいと書いたが、実はそうでもない。さっき、僕が今住んでいる古いマンションの1階の焼肉屋が火事で燃えた・・・。非日常は突然やってくる。このマンションは14階建てで僕の部屋は9階。仕事が終わって部屋に戻り、ビールを飲んでいるとなんだか焦げ臭くなり、周りがサイレンで騒がしいので、下を見ると自分のマンションが燃えていた。慌てて非常階段を一気に駆け下り、非難。はぁー・・・死ぬほど恐ろしい。アメリカの同時多発テロが頭をよぎり、僕はジャージ姿で震えながら、消化活動を呆然と眺めていた。

人は警察が現場に黄色いテープ張る瞬間を人生で何回見ることがあるだろうか?。夜12時過ぎに自分のマンションの下が燃えることを誰が想像するだろうか?ビルに飛行機が突っ込んだり、地下鉄にサリンがばら撒かれたりする世の中だ。何が起こっても不思議じゃないし、覚悟はできている。そして毎日をどうにかサヴァイブしてゆかなければいけない。Mr.Childrenの『es』という曲の歌詞にあるように。

あぁ、恐ろしき東京・・・。
自分が選んだとはいえ、毎日神経がピリピリする。
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by akazami | 2011-02-10 02:03 | 日々のこと

僕は壊れている

2011年2月5日(土)
僕は壊れている
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僕は壊れている・・・。
本質的に「”僕”という人間は社会性を獲得することはできるのか?」
正直、甚だ疑問である。

一生懸命自分なりに壊れている部分を修正しようとするのだが、壊れ方が本質的であるので、修理は容易ではない・・・。僕と同じように壊れ方が本質的で、たった25年で人生の幕を閉じた女性を僕は知っている。僕は彼女より10年多く生きたことになる。だからなんなのだろう?過ぎていった絶望の10年。この先はどうなってるの?

生きるとはなんだろう?目的、欲望、快楽、労働、我慢、責任、注意、成長、向上、精神、薬、バランス、関係、勉強、睡眠・・・恐怖・・・希望。
あー、何もかもが全くわからない。わからない。わからない。
大いなる”恐怖”と大いなる”希望”がある。それはリアルにある。
それだけはわかる。
彼女とは違い、僕は生きているのだ。もうため息が出るくらいめちゃめちゃな人生だけど、間違いなくは生存している。現実に今、PCに向かいキーを叩いている。生存しているのだ。じゃぁ、これからも生存しよう。
今日を生きよう。
明日を生きよう。
彼女の分まで自分の人生を生きよう。
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by akazami | 2011-02-06 03:10 | 日々のこと

29インチテレビと東中野

2011年2月1日(土)
29インチテレビと東中野
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昨日は先週ヤフオクで購入し、待ちに待ったテレビが届いた。29インチのブラウン管テレビで、画面が超でかい。液晶TVが全盛の2011年に、地デジ非対応のバカでかいブラウン管を買う人も珍しいのかもしれないが、送料も含めて4100円で29インチの大画面を手に入れた。僕は映画を観るためだけにこれを買ったので、テレビのケーブルも繋いでいない(本当にテレビ見ないので)。これで贅沢に大画面で、もう好きなだけ時間が許す限り映画鑑賞ができる(わーい、すごく嬉しい)。

本日は仕事が休みで、東中野にある長く通っていた医者に2年ぶりに行ってきた。先生も僕のことを覚えていて、受付のお姉さんも変わってなかったのでホッとする。あー懐かしき東中野よ。嫌な思い出しか残っていない街だが、やはり長く住んでいたので愛着と親近感が大きく、昔はずっと工事中だった山手通りがキレイに整備されている風景などを眺めていると「へぇー・・・東中野ー。おー!東京ーただいまー!」と心の中で叫ぶ。

東京に帰ってきたのだと、今日・・・実感した。
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by akazami | 2011-02-01 20:29 | 日々のこと

セレンデピティ

2011年1月29日(土)
セレンデピティ
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みんなはどんな生活を送っているのだろう?
僕は今、いろんなことを考える余裕がまったくない。ひたすらに働いている感じ。余裕が欲しいが、余裕がない。今の働いている仕事の先輩が「時間は作るものだ」と言った。なるほど、作る気になれば時間は作れるのだろう。しかし、余裕がないのだ・・・。プライオリティの問題である。自分の中で優先順位を決める。「今、一番に力を入れることは何だ?」「何を優先するべきなのか?」

茂木先生が言う”セレンディピティ”(発音が違うか?)が突如僕に訪れ、ひらめきと共に東京に舞い戻ってきた。僕は先生のアジテーションに乗って行動を起こしたのだ。卵を割らなければ、オムレツは作れない。自分の心は「自分がどうなりたいのか」を既に知っている。心の声に忠実にあるべきなのだ。”しんどい”のは当たり前である。

東京は素晴らしい街だ、盲目的に「素晴らしい」と断言できる。自分の欲求に忠実な人間がいっぱいいる。リスクを承知で自分のやりたいことを実行している。男も女も金持ちも貧乏もオシャレもオタクもいい人もヤクザもホストもキャバ嬢も天才もバカもオリジナルもまねっこも・・・。みんなタクシーに乗りたいのではないのだろうか?

むちゃくちゃな文章だ。

僕はニュートラルでありたい。
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by akazami | 2011-01-30 01:37 | 日々のこと

再び東京へ

2011年1月26日(水)
再び東京へ
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再び東京に戻ってきてから1週間が過ぎた。
今年の正月明けに突如浮かんだアイデアを強引に実行してしまったのである。自分でも驚くほどのスピードと行動力を発揮し、環境を激変させたのだ。いろいろ迷ったが、熟考に熟考を重ねた上、衝動的に”田舎”を飛び出した。35歳の再上京である。

僕は人生をステージに分けて考えるている。第1ステージ(20代)第2ステージ(30代)第3ステージ(40代)・・・。周りの友人たちがみんな努力しそれぞれの分野で活躍していく中、僕は第1ステージと第2ステージ前半までの”大切な時期”を無駄なプライドと精神の病とアルコールでほとんど棒に振ってしまった。映画を撮ることも出来ず、暗く長いトンネルに迷い込み、泥沼にはまって心と体がボロボロになってしまった。

そして僕も35歳になった。第2ステージの折り返し地点である。この第2ステージの残りの5年間の過ごし方で第3ステージが決まると僕は考えている。動くなら”今”しかないと強く思いリスクは大きいがまた東京にも戻ってきたのだ。来てしまったからには、前を向いて走るしかない、しかもトップスピードで。とにかく全力疾走あるのみである。

さぁ、僕の人生はどうなることやら?
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by akazami | 2011-01-26 08:15 | 日々のこと