風見篤史のブログ


by akazami
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2010年 08月 12日 ( 1 )

軽蔑

2010年8月13日(木)
軽蔑

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どうにか順調に仕事をこなしている。
悪くない滑り出しだ。しかし、会社のPCと自宅のノートPCの作業スピードの差に驚いている。うちのパソコンは遅い・・・、重い・・・、動かない・・・、非常にストレスがたまる。パソコンの知識があまりに乏しいのでこの差の原因がよくわからない。うーんタスクが重いっていうのか?どうにかならないものか・・・?

DVD『軽蔑』(監督:ジャン=リュック・ゴダール)を鑑賞。
とにかく映画全体が赤・黄・青・白といった美しい原色に溢れた作品である。主人公の広々としたマンション壁は目が痛くなるくらい真っ白で、そこに青と赤の大きなソファがあり、木製のモダンなインテリアが並んでいる。その部屋の中を決して帽子を取らないミシェル・ピコリと真っ赤なガウン姿のカトリーヌ・ドゥヌーヴが口論をしながらせわしなく歩き回る。そんな原色溢れる超ゴダール的な空間をカメラマンのラウル・クタールが流暢なカメラワークで収めてゆく。
「・・・はぁ、美しい」
この中盤の部屋のシーンがもう非常に美しい。とにかく観ていて気持ちがいいのだ。

そして映画の後半ではさらに美しい映像の連続が、地中海の絶景の島”カプリ島”で展開される。この絶景の島の先に現れる古いモダンなホテルのロケ地がとにかく息を呑むほどに美しい・・・。画面に魅入ってしまうというのはこのようなことを言うのだろう。シネスコで切り取られる美しい風景・・・。何度も言うがこんなに美しい風景が連続する映画なんて世界中(いや100年の映画史の中にも)どこ探したってない。それほどまでにこの『軽蔑』の風景は美しいのである。

ゴダール唯一のお金のかかった大作であるとか、映画内映画だとか、見事なテーマ音楽、夫婦の不毛な終焉のストーリーなどこの作品には色々な要素があるのだが、しかしこの作品に置いてそれらはあくまで二次的な要素であると僕は考える。

そうだ、『軽蔑』は”美しい原色による風景の映画”なのだ。



c0107704_2003354.jpg『軽蔑』(63年/フランス・イタリア)
監督:ジャン・リュック・ゴダール   ★★★★
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by akazami | 2010-08-12 20:05 | 映画