『薔薇の葬列』
2011年 03月 07日
2011年3月7日(月)
『薔薇の葬列』 今日はかなり久々の休みで休日をのんびりと過す。休日なのに何故か早起きをしてしまい(睡眠薬のせいか?)、早朝から部屋の掃除、洗濯、そして雨の中ユニクロに部屋着を買いに出掛ける。とてものんびりとした休みらしい休みを満喫する。ふー、のんびりのんびり。
VHS『薔薇の葬列』(監督:松本俊夫)を鑑賞。
ゲイボーイの”エディプス悲劇”を元に、60年代末の新宿アングラカルチャーの雰囲気を捉えたATGのカルト映画。モノクロの美しい独特のイメージは何箇所かあったものの、非常に退屈な映画だった。出演者のインタビューやタイポグラフィーの挿入、バラバラに刻んだ音楽などゴダール的な手法の使用があるが、単なる「ゴダールの真似」という域を出るものでもなく、フィクションとドキュメンタリーの境界線を曖昧にする語り方も陳腐に感じられた・・・。
魅力的な実験性の高い作家日本映画を観たいと思っているのだが、実際に有名な作品を観てみみると、やっていることは刺激的で風変わりなのだが、1時間以上観客を退屈にさせないということは難しいという感触が強い。やはり映画は「魅力ある登場人物と物語が必要不可欠」ということか?芸術と物語。シニフィアンとシニフィエ。。視覚的イメージとその意味。・・・。
【形式と内容】は、全ての芸術においてもっとも大きな問題である。
『薔薇の葬列』(1969年/日本)
監督:松本俊夫 ★☆
『薔薇の葬列』
VHS『薔薇の葬列』(監督:松本俊夫)を鑑賞。
ゲイボーイの”エディプス悲劇”を元に、60年代末の新宿アングラカルチャーの雰囲気を捉えたATGのカルト映画。モノクロの美しい独特のイメージは何箇所かあったものの、非常に退屈な映画だった。出演者のインタビューやタイポグラフィーの挿入、バラバラに刻んだ音楽などゴダール的な手法の使用があるが、単なる「ゴダールの真似」という域を出るものでもなく、フィクションとドキュメンタリーの境界線を曖昧にする語り方も陳腐に感じられた・・・。
魅力的な実験性の高い作家日本映画を観たいと思っているのだが、実際に有名な作品を観てみみると、やっていることは刺激的で風変わりなのだが、1時間以上観客を退屈にさせないということは難しいという感触が強い。やはり映画は「魅力ある登場人物と物語が必要不可欠」ということか?芸術と物語。シニフィアンとシニフィエ。。視覚的イメージとその意味。・・・。
【形式と内容】は、全ての芸術においてもっとも大きな問題である。
『薔薇の葬列』(1969年/日本)
監督:松本俊夫 ★☆
by akazami
| 2011-03-07 19:00
| 映画