風見篤史のブログ


by akazami
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『男性・女性』

2011年1月17日(月)
『男性・女性』
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VHS『男性・女性』(監督:ジャン・リュック・ゴダール)を鑑賞。
この映画の「圧倒的なつまらなさ」と「圧倒的なスタイリッシュなデザイン性」ななんなのだろう?「おしゃれ」「難解」「ポップ」「知ったかぶり」「優越感」「意味不明」「コンプレックス」といったゴダールについても一般的な見方(またはイメージ)が凝縮されたゴダール映画の極北がこの66年『男性・女性』のような気がする。

ストーリーなどよくわからない、単純にすごくつまらない。しかしパリのカフェを中心に撮影されたモノクロの断片的なフィルムの圧倒的なデザイン美はひたすらにオシャレで美しい・・・。菊池成孔が「カフェゴダール」と呼ぶのもよくわかるが、左翼に被れた若者(ジャン・ピエール・レオー)がパリのカフェでエスプレッソを飲んだりピンボールをはじきながら女の子を必死に口説いている、そんな映画である。

美しいタイポグラフィーで挿入される字幕も含め、即興的でありながらも極度にスタイリッシュな画面構成。モノクロの映像美。ぶつ切りにされる場面と音楽。このゴダール映画における「映画デザイン性」にこそに僕は心底魅了される。僕はゴダールの表層しか観ていないのかも知れないが、それでいいのだ。映画的な物語の無さ苦心しつつも、カフェゴダール万歳である。


c0107704_038597.jpg『男性・女性』(1966年/フランス)
監督:ジャン=リュック・ゴダール   ★★★   
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by akazami | 2011-01-18 00:41 | 映画