風見篤史のブログ


by akazami
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気狂いピエロ

2010年8月3日(火)
気狂いピエロ
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今日は新しい会社のプレゼンに参加。久々に”脳”を使ったので
少々疲れた。しかし新しい人間とコミュニケーションすることはよいことだ。休みながら・・・この調子で行こう。新宿TSUTAYAにVHSを郵送で返却した。地方の人間にとってはすっごく便利なサービスだ

DVD『気狂いピエロ』(監督:ジャン=リュック・ゴダール)を鑑賞。

"「僕は地中海の水平線に向けた大きな疑問符だ・・・」"

60年代ゴダールの歴史的大傑作。
この『気狂いピエロ』には登場人物の映画監督サミュエル・フラーが言うとおり、映画のすべてが詰まっている。「映画とは戦場だ・・・愛、憎しみ、行動、暴力、死・・・つまり感動だ」。

色彩(原色)の洪水、映像/音響のコラージュ的な斬新な編集、ミュージカル、デザイン性の高い映像センス、ファッション、詩や絵画の引用、実験的な映画話法・・・などなど初期ゴダールの前衛的な手法が非常に高いレベルで結実している点で、彼の代表作となっている。

この映画はもう何度となく観ているが、何度観ても飽きないし、毎回その前衛的な映画のデザイン性やアナーキーな音響表現、インテリ男フェルディナン破滅的な行動、魅惑的で謎めいたアンナ。カリーナに魅了されっぱなし・・・。

若い男女の破滅的な逃避行という割とシンプルなストーリーを、通常の映画文法からは遥かに逸脱した語り方に”映画の自由”を改めて芸術家に感じた。

いつか高度にデザインされた映画を撮ってみたいと思っている僕としてはまさにこの『気狂いピエロ』は僕の”永遠のバイブル”とも言うべき作品であり、”デザイン映画の最高峰”としてあらゆる映画の中で頂点に存在するのである。

c0107704_219715.jpg『気狂いピエロ』(65年/フランス)
監督:ジャン=リュック・ゴダール   ★★★★★
 
 
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by akazami | 2010-08-04 02:23 | 映画