風見篤史のブログ


by akazami
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女と男のいる舗道

2010年8月1日(
女と男のいる舗道
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昨日も超暑かった・・・。
ホントに僕は溶けそうで、溶けたら脂肪分が大量に流れ出すだろうと考えると朝からゾッとします・・・あと大事な髪も抜けそう・・・。今年の夏は予定などは皆無なので「1日でも早く涼しく穏やかな秋に進んでほしい・・・」そう日々感じています。

VHS『女と男のいる舗道』(監督:ジャン・リュック・ゴダール)を鑑賞。
女優志望の若い女がパリで娼婦として人生を悲劇的に生きる姿を、12章の短い断片的エピソードとして描いたモノクロ・コラージュ的なエッセイ風な映画。

この作品も他のゴダール作品同様に“高度な映画デザイン性”を感じさせる映画である。アンナ・カリーナのアップにシンプルなタイポグラフィでクレジットが被ってゆく冒頭のシーンからもそれがよく分かる。ここでもゴダールの映画デザインセンスは抜群で、非常に小さい数字とアルファベットが短い章ごとに挿入される字幕も個人的にはたまらない魅力になっている。

僕は勝手に思うのだが、きっとゴダールは”ショートボブのアンナ・カリーナがカフェでタバコをくゆらせる画を、モノクロで撮りたい”と思っていたに違いない。
個人的にはアンナ・カリーナをあまり美しいと思ったことはないのだが、この映画での白いジタンを吹かすアンナ・カリーナの仕草はクールでモダンですごく魅力的。

映画としてはとても美しい作品なのであるのだが、他のゴダール作品に比べると何となく各章ごとの構成がアンバランスであり(そのアンバラス加減が魅力と言えば魅力と言えなくもないが)、全体としては”詩的な佳作”という印象が強い。

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『女と男のいる舗道』(62年/フランス)
監督:ジャン・リュック・ゴダール   ★★★☆
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by akazami | 2010-08-01 00:12 | 映画