風見篤史のブログ


by akazami
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風邪を引く

2011年4月30日(土)
風邪を引く
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大きく風邪を引いてしまった・・。せきがひどくのどが痛く、体が死ぬほどだるい。原因は分かっている。昨日行ったジムで汗を大量にかいたままのTシャツ姿で風が強い外に出て、煙草を吸っていたからだ。2本も吸った・・・。あんなに汗をかいて風を浴びて冷えればそりゃ風邪を引いて当然である・・・。

あーしんどい。あーだるい。体がフラフラする。健康に人一倍気を遣わない僕であるが、いったん体を体を壊すと「健康」の大切さを痛感する。何と言っても”体が資本”である。風邪には気をつけよう。



【今日の1曲】
「グッディ グッバイ」  by キリンジ
http://www.youtube.com/watch?v=Gil3vP3US0Y

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# by akazami | 2011-05-01 01:04

空洞です

2011年4月28日(木)
空洞です
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完全な失業者である僕は仕事を探さなければいけない。先日行った面接のためにスーツを着たのだが、自分のあまりのデブさに愕然とする・・・。そしてダイエットを決意し、今日は近隣の町にある市営のジムで必死になって汗をかいてきた。さぁ、意志の弱さにかけては有名な僕のダイエットは果たして続くのか?

DVD『愛のむきだし』(監督:園子温)を鑑賞する。
僕はこの作品は全くダメで、最後まで観通すことができなかった・・・。国内外で評価がかなり高い映画のようだが、全く面白いと思えず、半分くらいのあたりで諦めてしまう。しかし劇中に流れるゆらゆら帝国の「空洞です」は抜群にカッコよく、このダラダラしたビートが頭の中をリフレインしている。

c0107704_188862.jpg『愛のむきだし』(2009/日本)
【監督:園子温】






【YouTube】
「空洞です」 by ゆらゆら帝国
http://www.youtube.com/watch?v=wRRtNHt_pSo&feature=related

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# by akazami | 2011-04-28 18:14

「君の瞳に恋してる」

2011年4月24日(日)
「君の瞳に恋してる」
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心が凍っていて好きな映画も楽しめないのなら、まだ方法はある。
音楽を聴けばいいのだ。それも大好きな曲を徹底的に繰り返し聴くのだ。そうすれば自ずと元気と勇気とガッツが沸いてくる。僕の最も愛して止まない名曲が80年代にボーイズ・タウン・ギャングがカバーして大ヒットした『cant take my eyes off you /君の瞳に恋してる』。

神様に「死ぬ前に何か1曲聴かせてやる」と言われたら迷わずこの曲を選ぶだろう。

【YouTube】
「cant take my eyes off you 」 by Boys Town Gang
http://www.youtube.com/watch?v=5R4trEKUZho&feature=related


「cant take my eyes off you」 by どこかの外人さんのギター弾き語りバージョン
http://www.youtube.com/watch?v=pxp7ijlz1Ds&feature=channel_video_title


「cant take my eyes off you」 by タイかどこかの兄弟のピアノ連弾バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=wqbGpIAnxiA&feature=channel_video_title


世界中に無数にカバーされている名曲中の名曲であるが、その中でも最も”音楽愛”に満ち溢れていてお気に入りなのが、最後のアジアの兄弟のピアノ。音を楽しむと書いて「音楽」。この演奏は音楽そのものだと僕は思う。
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# by akazami | 2011-04-24 21:12 | 音楽

無感動

2011年4月24日(土)
無感動
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日々を茫然と過ごしている。
DVDを借りて何本か観るが心を動かすものはない。
心の状態に波があるようだ。
焦りと不安だけが募っていく。
春なのに・・・。

DVD『グラントリノ』(監督:クリントイーストウッド』
DVD『プライベート・ライアン』(監督:スティーブン・スピルバーグ)
DVD『リリィシュシュのすべて』(監督:岩井俊二)


いい作品ばかりだが、心を打たない。感じない。つまらない。
時間が解決してくれるのか?
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# by akazami | 2011-04-24 11:09 | 映画

弱さ

2011年4月19日(火)
弱さ
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村上春樹の『羊をめぐる冒険』の中でラスト近く鼠は言う「キーワードは弱さなんだ」。主人公の”僕”は「弱くない人間なんてどこにもいないぜ」と切り返すが、「一般論はよしてくれ、それとは違う”本質的で圧倒的な弱さ”なんだ・・・」僕には鼠の言う”本質的な弱さ”がわかるような気がする。

強くならなければ?我慢強くならなければ?・・・このハードな社会では生き抜いてゆけない。僕なりに一生懸命強く踏ん張ろうとするのだが、体の奥底から”圧倒的な弱さが”顔を出し始める。この弱さはかなり強大でとてもプラスな意識で打ち負かせるようなものではない。大体この”弱さが”現れると間もなく僕の勤労社会生活は終止符を打つことになる・・・。

普通のまともな社会生活をサヴァイブできる人々には僕の話は大人の泣き言、戯言にしか聞こえないかもしれないが、この本質的な弱さに関してはその当人にしか理解できない種類のものだろう。病気とも大きく関わることだろう。鼠が抱えていた弱さを、皮肉に残念だが僕も持ち合わせているようなのだ。小説の中で鼠は自殺する(というか死んでから主人公に心の問題を幽霊として話している)。

残酷な社会と本質的な弱さ。軍配は最初から見えている。現代社会で弱い人間は排除されてしまうのだ。
本質な弱さを抱えつつ、僕の本当の闘いはここからかもしれない。

【YouTube】
「Will You Dance?」 by ジャニス・イアン
http://www.youtube.com/watch?v=pFgfbV60I1s&feature=related
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# by akazami | 2011-04-20 04:40 | 日々のこと

マイカー到着

2011年4月18日(月)
マイカー到着
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茨城の実家に戻り、早1週間が過ぎた。精神はだいぶ安定してきてはいるが、調子が悪い日はずっとベットの上に横になっている日もあり、万全とは言えない状況。仕事や将来のことを考えると”不安感”に陥り、グッと心が辛くなるが、ここは現実を見なければ・・・。少しでもプラス思考で前を向いてゆこう。

今日先週なけなしの金で購入したマイカーが届いた。古いNISSANのサニー。見た目もきれいで非常に乗りやすくいい買い物をした感じがある。車を手に入れると気分も好くなる。田舎では車がないと仕事もできないし、何しろ何もできないのだ・・・。安全運転、安全運転。

DVD『嫌われ松子の一生』を鑑賞
傑作『下妻物語』を撮った中島哲也の大好きな作品(最新作の『告白』は未見)。松子の不器用で不幸極まりない人生に自分を重ねてしまう。松子は最初は素敵な女教師だったのに、家族に縁を切られ、同姓相手に暴力を受け、ソープ嬢になり、恋人を殺し、刑務所に服役する。出所しても愛に恵まれず、浮浪者同然になった53歳の時、荒川河川敷で少年達に殴り殺される・・・。

松子はずっと愛情を求めていた。「どんなに殴られても一人よりはいい!」
しかし僕は今は異性の愛情は求めない。自分の人生もままならないのに、結婚して、子供を作るなんて論外だ。自分の責任もまともに取れないのに、どうして奥さんや子供の責任が取れるだろう・・・。先のことはわからないが僕は生涯一人でいるような気がしている。

c0107704_327526.jpg『嫌われ松子の一生』
(2006年/日本)監督:中島哲也
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# by akazami | 2011-04-19 03:28 | 映画
2011年4月15日(金)
”どんな絶望にも、必ず隙はある”
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現実をしっかり見つめ、それでも現状に腐らず、前向きに物事を考え、行動していきたいと思い始めた。田舎に住んでいたって自分のできることはできる。東京が絶対ではない。例えば鉛筆1本とノートがあればシナリオが書けるし、そこに地域の格差などないのだ。その本人が何かをしたいか?何もしたくないか?それだけだ。

前にも書いたキャッチコピーだが
”どんな絶望にも、必ず隙はある”

そうだ隙はあるはずである。

僕は何度か失敗したくらいで、、
人生を諦めたくない。

【YouTube】
「ある光」 by 小沢健二
http://www.youtube.com/watch?v=P6gGIzeFP7c&feature=feedwll&list=WL

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# by akazami | 2011-04-15 05:25
2011年4月11日(火)
地震が僕にもたらしたこと
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今回の大震災で自分の中に新しい感情が生まれました。それは”家族への愛”。東京で地震にあったあの日、まず茨城に住む家族の状況、とても気になり、繋がらないケータイを掛け続けました。無事を知ってほっとしました。家族。自分に何かがあった特に、最後の最後で帰ってくる助けてくれるのはやはり「「家族」なのです。きっとやはり家族は助け合って生きてゆくものなのでしょう。もう35歳ですが、こんな当たり前のことを地震にあって始めて知りました。

昨日今日と福島/茨城では震度5強の大きな地震がありました。震度3レベルの余震は2,30回おこり、なんだかいつも揺れているような気がしています。僕のような線の細い人間ははっきり言って”頭がおかしくなりそうな状況”です・・・。今は精神がかなり「弱っているのプラスなことばがでてきません。

しかし、東北の被災地の状況はもっと過酷で残酷なのです。奥さん、子供を失っても懸命に自分の仕事をしている。家がなくなってどう考えても辛いに決まっている避難所生活を送っている。多く人が職を失っている・・・。きっと想像を絶する”不安感”に押しつぶされそうになりながら、懸命に目の前にある毎日の生活をこなしているのだと思います。約3万の人の命が失われたのです・・・。

今僕希望が全く見えない、「絶望」の中でもがいています。
どうな状況であれ”生きていかなければいけないのです”。
はっきりいって恐ろしい恐怖に苛まれています。
あの子の分まで生きなければ。

【You Tube】
短い時間に”家族愛”が見事に描かれている海外のCM
http://www.youtube.com/watch?v=y8OCgZGB0hA&NR=1
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# by akazami | 2011-04-13 04:59 | 日々のこと

悪女

2011年4月10日(
悪女
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『悪女』(作詞・作曲/中島みゆき)
http://www.youtube.com/watch?v=mkXexTkdRzE&feature=related

東京での生活で精神に異常をきたし、心の健康が大きく損なわれてしまったので、再び実家に再帰郷しました。今年の年頭に思い上がったアイデアを実行した再上京はたった2ヶ月で破綻してしまったようです・・・。僕自身非常に残念ですが、しょうがありません・・・。心の問題は大きいのです。いつの日かまた再々上京があるかもしれませんが、何年かは当分田舎で暮らそうと思っています。なぜか、中島みゆきが胸に刺さります。
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# by akazami | 2011-04-10 22:43 | 時代

翳りゆく部屋

2011年3月31日(木)
翳りゆく部屋
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翳りゆく部屋 作詞作曲:荒井由実
http://www.youtube.com/watch?v=eQ0s35zeFL8&feature=related



精神崩壊の直前の今、何故か昔のユーミンの名曲が心に響きます。
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# by akazami | 2011-03-31 02:33 | 音楽

日本の救世主

2011年3月20日(土)
日本の救世主
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この会見の映像には胸を打たれ、涙が止まらなかった。
彼らが今も日本の安全のために寝ないで働いている。爆発した原子炉のすぐ下で放水行う任務ということは、本当の意味で”命を懸けた”仕事である。彼らの決死の努力で、関東を出ることができない僕らの被爆を回避させているのだ。放射能汚染は、関東に住む私たちにとって、”リアルな恐怖”であり、それを命を張って防ごうとしている彼らの仕事には本当に頭が下がり、彼らスーパーレスキュー隊はまさに僕らの、そして日本のヒーロー、日本の救世主なのだ。

【英国インディペンデント紙】
「自分の生命を危険にさらして奮闘しているヒーローたちへの賞讃が、日本に希望を与えている」


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# by akazami | 2011-03-21 21:12

「また再建しましょ」

2011年3月20日(月)
「また再建しましょ」
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グッときたので引用します。

【他のブログからの引用】
「世界唯一の核被爆国。大戦にも負けた。毎年台風がくる。地震だってくる。津波もくる……小さい島国だけど、それでも立ち上がってきたのが日本なんじゃないの。頑張れ超頑張れ」

CNNの専門家の言葉「日本の国民はミラクルだ。被害は確定しないが、他国だったら数倍の被害になっていただろう。ハイチの500倍以上の威力の地震で津波到達まで5分しか時間ない中で、信じられない対応だ。この国民には常に準備がある。この国は常に事態に準備ができるのだ」

CNNでもBCCでも「有史以来最悪の地震が、世界で一番準備され訓練された国を襲った。犠牲は出たが他の国ではこんな正しい行動はとれないだろう。日本人は文化的に感情を抑制する力に優れている。」日本人であることを誇りに、冷静に理性的に行動しよう!


そしてなにより、ビックリさせられたのがこのおじいさん一言。瓦礫となった家の中から3日振りに救出された時に、言った一言。笑顔で「また再建しましょ」。地獄絵図のような風景の中で簡単に発せられる言葉ではない・・・。本当に”強い”からどうしようもない悲劇的な状況でも「前向きな希望の言葉」を言えるのだ。

どんな状況でも、やり直すことはできるし、その時に重要なのは”希望”である。この「また再建しましょ」という言葉は言葉はやさしいが、」とてつもない”深さ”もっているし、自分の中で含蓄のある名言として一生残ると思う。



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# by akazami | 2011-03-21 20:32 | 時代

新宿が暗い

2011年3月15日(火)
新宿が暗い
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震災の被害が尋常ではないレベルになってきている。死者・行方不明者の数が1万1000人以上という、ほとんど想像のつかない数字であり、被災地の状況を考えると、とてもまともな神経で働くことなどできない。あの日から毎日余震が続き、熟睡ができず、揺れていないのに「体が揺れている」という錯覚まで感じて、一日中”車酔い”しているような状態である。毎日とてつもない絶望感に襲われているが、今夜とてつもない前向きな逆転が起こった。

新宿が暗いのである。
世界中のネオンが集まったようなギラギラしている街が、ものすごく暗いのだ。もちろん停電ではない。多くの店が節電のために店を閉め、営業しつつも電気を落としているのだ。コンビニも居酒屋も営業しているのに、看板のネオンがついいていない。僕は感動した。心底「感度した」。みんなが被災地のために心を一つにして、”行動している”のである。

僕は”日本人であること”そして”日本という国に誇りを持つ”ことを感じ始めている。こんな感情は生まれてはじめてである。この想像を絶する危機に対し、みんながお互いに助け合ってどうにか絶望を乗り越えようとしている。口にはしないかもしれないが、具体的な行動を通してそのことを、みんなが同じ強い意識や連帯を感じているように僕は思える。

そして、世界中の人々がそんな僕たちに驚いている。
世界中が僕らの精神に、たまげているのだ。パニックに陥って当然のような危機的状況の中、日本人の社会の秩序をキープし、冷静な行動に世界が驚いているのだ。

今、日本人が試されている。今、試されている。日本という”国”も僕という”個人”も、今試されている。。僕にも日本にもどうやっても避けられない、完全な正念場がやってきたのだ。ここで簡単に負けるわけにはいかない。僕も日本も。自信と誇りを胸に、世界最高のマナーと連帯をもって闘い、もう一度”表舞台”に名乗りを挙げるのである。
僕らになら、きっとできる。やってやれる。そう、全力でがんばるんだ。


【怒号もけんかもない 「強い国」と越メディア】
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110313/asi11031322300003-n1.htm

【「日本には人間の連帯が今も存在している」】
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110313/erp11031320280010-n1.htm

【中国、日本人の冷静さを絶賛 「マナー世界一」の声も】
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110312/chn11031219080002-n1.htm
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# by akazami | 2011-03-16 03:11 | 時代

言葉が・・・

2011年3月14日(月)
言葉が・・・




言葉になりません・・・。
何に向かって怒りをぶつけていいのか。ブログは物を言う、物を書くメディアですが、今回の非常事態に対して本当に言葉が見つかないのです。テレビの映像を食い入るように眺め、涙を流すばかり・・・。

今、「日本」は試されいると感じます。そう、神様に一度頭を大きなハンマーでかち割られ、「さぁ、どうする?もう一度、すべてを、最初から始めろ」と。試されているように感じます。

とにかく犠牲者の方々のご冥福を祈り、生きている人々に前を向いて生きる希望を持っていただきたいと望むばかりであります。

僕はすぐにできることします。節電をします。人生を本気で生き抜きます。

日本の真価は、ここからなのです。
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# by akazami | 2011-03-15 02:07

名言015

2011年3月9日(水)
名言015
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人生を賭けるに値するのは、
夢だけだと思いませんか?
    

                             (『マスターキートン』から浦沢直樹)
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# by akazami | 2011-03-09 06:30 | 名言

『狂走情死考』

2011年3月7日(月)
『狂走情死考』
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VHS『狂走情死考』を鑑賞。
若松美学が炸裂した隠れた傑作。若松孝二はアンゲロプロスやホウ・シャオシェンのようにロングショットの天才芸術監督であると僕は思っている。冒頭の主人公が走る横移動のショット、広い雪景色の中を歩く男女、北海道の雪の大平原のラストシーンなどなど美しい構図のイメージがとにかく美しい。このようなイメージは天才にしか撮れないものである。

縦構図の奥行きのあるカットに人物を捉えるのが抜群にうまい。さらにカラフルな原色の色彩設計も抜群のセンスを感じる。若松孝二は政治色やバイオレンス、ピンク映画のイメージが強いが、実は世界レベルの映像派の作家性溢れる映画監督である。


c0107704_23375268.jpg『狂走情死考』(1969年/日本)
監督:若松孝二   ★★★★
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# by akazami | 2011-03-07 23:40 | 日々のこと

『薔薇の葬列』

2011年3月7日(月)
『薔薇の葬列』
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今日はかなり久々の休みで休日をのんびりと過す。休日なのに何故か早起きをしてしまい(睡眠薬のせいか?)、早朝から部屋の掃除、洗濯、そして雨の中ユニクロに部屋着を買いに出掛ける。とてものんびりとした休みらしい休みを満喫する。ふー、のんびりのんびり。

VHS『薔薇の葬列』(監督:松本俊夫)を鑑賞。
ゲイボーイの”エディプス悲劇”を元に、60年代末の新宿アングラカルチャーの雰囲気を捉えたATGのカルト映画。モノクロの美しい独特のイメージは何箇所かあったものの、非常に退屈な映画だった。出演者のインタビューやタイポグラフィーの挿入、バラバラに刻んだ音楽などゴダール的な手法の使用があるが、単なる「ゴダールの真似」という域を出るものでもなく、フィクションとドキュメンタリーの境界線を曖昧にする語り方も陳腐に感じられた・・・。

魅力的な実験性の高い作家日本映画を観たいと思っているのだが、実際に有名な作品を観てみみると、やっていることは刺激的で風変わりなのだが、1時間以上観客を退屈にさせないということは難しいという感触が強い。やはり映画は「魅力ある登場人物と物語が必要不可欠」ということか?芸術と物語。シニフィアンとシニフィエ。。視覚的イメージとその意味。・・・。
【形式と内容】は、全ての芸術においてもっとも大きな問題である。




c0107704_1922817.jpg『薔薇の葬列』(1969年/日本)
監督:松本俊夫   ★☆
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# by akazami | 2011-03-07 19:00 | 映画

疲労とバイオレンス

2011年3月6日(
疲労とバイオレンス
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東京に来て以来、ずっとハードな日々が続いている。まともな休日といものがほとんどなく、毎日朝から夜遅くまで仕事をしている状態。慣れない生活リズムと新しい仕事に体と脳は激しく疲労しているが、その一方で”心”は充実している。これはとてもとても重要なことではるが、ブログの更新が定期的にできなくなっていることは非常に苦しい。しかし、これも現実。今はしっかりと社会生活を営むことが最優先事項であるのであるから、ブログはできる範囲でコツコツやっていこう。

VHS『GONIN』(監督:石井隆)を鑑賞
鬼才石井隆が超豪華キャストを迎えて作り上げたハードバイオレンスをたっぷりと堪能した。もう、大好きな作品。今日は何故か眼帯を付けたたけしが拳銃をぶっぱなすところがどうしても観たいと思ったのだった。ラストシーンが劇場公開時と違う編集になっていたような気がする(記憶では登場人物が遂に全員死んでしまい、たけしと元木雅弘が高速バスの後部座席に沈んだまま、バスが走り出すというラストだったような?)。あと、鶴見信吾と根津甚八が抜群に素晴らしい。とにかく素晴らしい。
まぁ、どちらにしても「映画観たー!」と非常に爽快な気分になり、一日の疲れも吹き飛ぶのだった。


c0107704_151188.jpg『GONIN』(1995年/日本)
監督:石井隆 ★★★
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# by akazami | 2011-03-07 01:56 | 日々のこと

『三月のライオン』

2011年2月28日(月)
『三月のライオン』
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この『風見論』というブログには約20人のユニークユーザーがいる。毎日平均して20人がこの僕のブログを訪れているというわけだ。”20人”という数字は少ないような多いような。何千何万というアクセスがある芸能人のブログなどから比べれば圧倒的に少ないが、僕が日常生活で実際に関わる人数を考えれば、けっこうな数字である。「毎日、全国の中の20人は僕のことを気にしてくれている」ということであり、素直に嬉しく思う。

今日は久々の休みで、午後まで爆睡し、夕方から東中野の病院で薬をもらう。昔から仲がよく、親身になって僕のことを気に懸けてくれた薬局のおばさんと2年振りに再会し、田舎に戻っていたことや新しい仕事に就いたことなどを報告する。他の客をそっちのけで僕の来店を喜んでくれて「いまの風見さんは、すっごくいい顔している。おばちゃん、安心した」と言ってくれた。このおばさんは僕がアルコール依存症と深い鬱病でボロボロになっていた数年の時期をずっと見ているので、僕がきちんと自立して働いていることがよほど嬉しかったのだろう、・・・涙ぐんでいた。

DVD『三月のライオン』(監督:矢崎仁司)を鑑賞。
見事なロケハンで探し出した空虚な東京を舞台に、兄と妹の愛という近親相姦の物語を独創的な詩的イメージで描いたとてもポエジーな映像詩。、線路上に建つ取り壊し寸前の廃墟空っぽでモダンな部屋の真ん中においてある冷蔵庫、並ぶ電話ボックス。クーラーボックスとポラロイド手に兄を愛すアイス。ベルモンド風のスーツとサングラスでバイクを走らせる記憶喪失の兄。矢崎監督の詩的なイメージの連続に”圧倒的な映画の才能”を感じる一方で、決定的な”映画として面白くなさ”も感じた。

簡単に言ってしまうと「ものすごく退屈作品」のだ。誰の真似でもない矢崎監督の美しいイメージの連続を観れば、その映画としての芸術性の高さは文句のつけようがないのではあるが(趙方豪が初めてバイク乗った時に、カメラが右に傾きだし、ギターの曲が流れ出すカットは常軌を逸して息を呑むほど「美しい」)、しかし、派手な物語展開がなく1時間半その矢崎芸術につき合わされると、観ているほうは退屈で、眠くなるのだ。

この伝説的な傑作と呼ばれている『三月のライオン』に、タルコフスキーのような「圧倒的な芸術性と圧倒的な退屈さ」を感じた。芸術と退屈。その退屈さを克服するためには?・・・。そこで重要になってくるのが「映画における物語とは何か?」という大問題である。

その大問題についての考察は、また次回に。


c0107704_20515636.jpg『三月のライオン』(1992年/日本)
監督:矢崎仁司   ★★★
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# by akazami | 2011-02-28 20:54 | 映画

負けてたまるか

2011年2月23日(水)
負けてたまるか
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今は2011年の2月。
みんなはどこで、どのような生活で、毎日をどう過しているのだろう?
僕は働いている。
毎日必死に働いている。
そう、働いている。

今はうまく文章を書くことができない。
余裕がない。
まったく、ない。

負けてたまるか。
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# by akazami | 2011-02-23 23:54 | 日々のこと

androp

2011年2月14日(月)
androp
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毎日チェックしているアート系ポータルサイトで謎に包まれるプロフィールながら、圧倒的な支持を集めているロックバンドのレビューを読み、その彼らの動画見てみるこれが抜群にカッコよく、僕は久々に音楽にしびれた。
androp。バレンタインデーにこのストイックなバンドを覚えて、今夜は寝よう。



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# by akazami | 2011-02-15 02:05 | 音楽

素敵なCM001

2011年2月11日(金)
素敵なCM001
001
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大好きだったKDDIのCMシリーズ。
浅野、永瀬、豊川。3人映画俳優を起用したこの時期のKDDIのCMはいずれも傑作揃い。


KDDI - au 浅野忠信 「愛が全てじゃないでしょ」篇
http://www.youtube.com/watch?v=M9GXhHCFPZ0&feature=related

KDDI - 永瀬正敏 「マラソン誘導編」
http://www.youtube.com/watch?v=W7OvVtL5YuI

KDDI - 豊川悦司 柳ユーレイ 「止まらんと・・・」編
http://www.youtube.com/watch?v=bwlnqHh8FGk&feature=related
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# by akazami | 2011-02-12 03:01 | キャッチコピー

非日常

2011年2月9日(水)
非日常
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仕事に忙殺されているようだ。
なるほど、なるほど。仕事のペースについていくのがやっとで、部屋に帰っても映画を観たり、音楽を聴いたり、本を読んだりするパワーがほとんど残っていない・・・。毎日忙しい有名人や知識人がこまめにブログを更新していることは、なかなかすごいことだと思う。文章の中身はさて置いたとしても、日々自分の思いや出来事を”発信し続ける”ことはそうそう簡単ではない。継続は力なり。

僕のような一般人が仕事ばかりしていたら、ブログに書くような目新しい非日常的な出来事はあまり起こりはしない。それでも「書く」ことは読む人よりも、書く本人にとってとても重要であると茂木先生も言っているので、僕もがんばって書く。思いや考えを文章に変換することと、発信することを継続するのだ。よし、よし、これでいいのだ。

目新しいことは珍しいと書いたが、実はそうでもない。さっき、僕が今住んでいる古いマンションの1階の焼肉屋が火事で燃えた・・・。非日常は突然やってくる。このマンションは14階建てで僕の部屋は9階。仕事が終わって部屋に戻り、ビールを飲んでいるとなんだか焦げ臭くなり、周りがサイレンで騒がしいので、下を見ると自分のマンションが燃えていた。慌てて非常階段を一気に駆け下り、非難。はぁー・・・死ぬほど恐ろしい。アメリカの同時多発テロが頭をよぎり、僕はジャージ姿で震えながら、消化活動を呆然と眺めていた。

人は警察が現場に黄色いテープ張る瞬間を人生で何回見ることがあるだろうか?。夜12時過ぎに自分のマンションの下が燃えることを誰が想像するだろうか?ビルに飛行機が突っ込んだり、地下鉄にサリンがばら撒かれたりする世の中だ。何が起こっても不思議じゃないし、覚悟はできている。そして毎日をどうにかサヴァイブしてゆかなければいけない。Mr.Childrenの『es』という曲の歌詞にあるように。

あぁ、恐ろしき東京・・・。
自分が選んだとはいえ、毎日神経がピリピリする。
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# by akazami | 2011-02-10 02:03 | 日々のこと

僕は壊れている

2011年2月5日(土)
僕は壊れている
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僕は壊れている・・・。
本質的に「”僕”という人間は社会性を獲得することはできるのか?」
正直、甚だ疑問である。

一生懸命自分なりに壊れている部分を修正しようとするのだが、壊れ方が本質的であるので、修理は容易ではない・・・。僕と同じように壊れ方が本質的で、たった25年で人生の幕を閉じた女性を僕は知っている。僕は彼女より10年多く生きたことになる。だからなんなのだろう?過ぎていった絶望の10年。この先はどうなってるの?

生きるとはなんだろう?目的、欲望、快楽、労働、我慢、責任、注意、成長、向上、精神、薬、バランス、関係、勉強、睡眠・・・恐怖・・・希望。
あー、何もかもが全くわからない。わからない。わからない。
大いなる”恐怖”と大いなる”希望”がある。それはリアルにある。
それだけはわかる。
彼女とは違い、僕は生きているのだ。もうため息が出るくらいめちゃめちゃな人生だけど、間違いなくは生存している。現実に今、PCに向かいキーを叩いている。生存しているのだ。じゃぁ、これからも生存しよう。
今日を生きよう。
明日を生きよう。
彼女の分まで自分の人生を生きよう。
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# by akazami | 2011-02-06 03:10 | 日々のこと
2011年2月1日(火)
『彗星まち』、『プウテンノツキ』、『闇のカーニバル』
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(写真は『プウテンノツキ』から)

最近観た映画。

DVD『彗星まち』(監督:今岡信治)
低予算で製作されたピンク映画で”いまおかしんじ”監督のデビュー作だが、ロングショットが実に美しく、高速道路したの川辺の風景や、寂れた海岸などの捉え方/空間イメージに唸った。若者が人生を(時間を)ひたすら無駄に消費してゆくを90年代特有の「無目的感」が明確に描かれていたが、自分が大学時代に作った自主映画もほぼ同じようなテーマだったことに気づき、そういえば自分が映画を撮っていた時はもろに90年代末だったなぁーと考える。オウム事件と阪神大震災を過ぎて”世紀末”を迎えていた「なんとなく不安」が日本覆っていた時代。

DVD『プウテンノツキ』(監督:元木隆史)
大学の先輩の大学院卒業制作の作品。改めて観て、元木さんの高度な映画的センスと描写力のうまさと自主制作とは思えない映画の完成度の高さに唸る。特にプー太郎の彼女を演じている女優”北川千恵”が抜群にいい。とにかく映画(フィルム)に映える女優である。もっと活躍してもいいのに。映画に映って輝く役者というのは意外と少なく(フィルム映りや映画映りという完全な”視覚的な”意味で)、それは演技力がどうのこうのというよりも、先天的な才能(美貌)と呼べるものののではないのだろいうか?魅力的で大画面で輝く映画女優というのは努力云々ではなく最初から被写体として”素晴らしい”のである。”永作博美”しかり”満島ひかり”しかり。この北川千恵もそのくらい圧倒的に素晴らしい。その彼女を美しく撮った元木監督も素晴らしい(女優を美しく撮れるという才能は映画監督にとって、ものすごく重要な要素である)。元木監督ももっと活躍していいのに(山下君や熊切さんに負けないくらいの映画的センスがあると思うし、少なくとも石井裕也あたりよりはずっと上だと断言できる)。


DVD『闇のカーニバル』(監督:山本政志)
ものすごく”汚い”映画だった・・・。この監督生理的にダメだ。実験的な日本のアートフィルムを観たいと思って観たのだが、とにかく「不潔感」が全編を漂っており、観ていて嫌悪感すら感じる次第・・・。山本氏は寺山修司と同じ匂いを感じる嫌いな芸術家である。



c0107704_21262887.jpg『彗星まち』(1995年/日本) 公開時原題:「獣たちの性宴 イクときいっしょ」
監督:今岡信治   ★★☆



c0107704_21301176.jpg『プウテンノツキ』(2001年/日本)
監督:元木隆史   ★★★





c0107704_21361393.jpg『闇のカーニバル(1981年/日本)
監督:山本政志   ☆
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# by akazami | 2011-02-01 21:49 | 映画

29インチテレビと東中野

2011年2月1日(土)
29インチテレビと東中野
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昨日は先週ヤフオクで購入し、待ちに待ったテレビが届いた。29インチのブラウン管テレビで、画面が超でかい。液晶TVが全盛の2011年に、地デジ非対応のバカでかいブラウン管を買う人も珍しいのかもしれないが、送料も含めて4100円で29インチの大画面を手に入れた。僕は映画を観るためだけにこれを買ったので、テレビのケーブルも繋いでいない(本当にテレビ見ないので)。これで贅沢に大画面で、もう好きなだけ時間が許す限り映画鑑賞ができる(わーい、すごく嬉しい)。

本日は仕事が休みで、東中野にある長く通っていた医者に2年ぶりに行ってきた。先生も僕のことを覚えていて、受付のお姉さんも変わってなかったのでホッとする。あー懐かしき東中野よ。嫌な思い出しか残っていない街だが、やはり長く住んでいたので愛着と親近感が大きく、昔はずっと工事中だった山手通りがキレイに整備されている風景などを眺めていると「へぇー・・・東中野ー。おー!東京ーただいまー!」と心の中で叫ぶ。

東京に帰ってきたのだと、今日・・・実感した。
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# by akazami | 2011-02-01 20:29 | 日々のこと

セレンデピティ

2011年1月29日(土)
セレンデピティ
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みんなはどんな生活を送っているのだろう?
僕は今、いろんなことを考える余裕がまったくない。ひたすらに働いている感じ。余裕が欲しいが、余裕がない。今の働いている仕事の先輩が「時間は作るものだ」と言った。なるほど、作る気になれば時間は作れるのだろう。しかし、余裕がないのだ・・・。プライオリティの問題である。自分の中で優先順位を決める。「今、一番に力を入れることは何だ?」「何を優先するべきなのか?」

茂木先生が言う”セレンディピティ”(発音が違うか?)が突如僕に訪れ、ひらめきと共に東京に舞い戻ってきた。僕は先生のアジテーションに乗って行動を起こしたのだ。卵を割らなければ、オムレツは作れない。自分の心は「自分がどうなりたいのか」を既に知っている。心の声に忠実にあるべきなのだ。”しんどい”のは当たり前である。

東京は素晴らしい街だ、盲目的に「素晴らしい」と断言できる。自分の欲求に忠実な人間がいっぱいいる。リスクを承知で自分のやりたいことを実行している。男も女も金持ちも貧乏もオシャレもオタクもいい人もヤクザもホストもキャバ嬢も天才もバカもオリジナルもまねっこも・・・。みんなタクシーに乗りたいのではないのだろうか?

むちゃくちゃな文章だ。

僕はニュートラルでありたい。
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# by akazami | 2011-01-30 01:37 | 日々のこと

名言015

2011年1月27日(水)
名言015
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卵を割らなければ、オムレツは作れない。
You can't make omelet without breaking eggs


                                by オール・ザ・キングスメン
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# by akazami | 2011-01-27 02:27 | 名言

再び東京へ

2011年1月26日(水)
再び東京へ
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再び東京に戻ってきてから1週間が過ぎた。
今年の正月明けに突如浮かんだアイデアを強引に実行してしまったのである。自分でも驚くほどのスピードと行動力を発揮し、環境を激変させたのだ。いろいろ迷ったが、熟考に熟考を重ねた上、衝動的に”田舎”を飛び出した。35歳の再上京である。

僕は人生をステージに分けて考えるている。第1ステージ(20代)第2ステージ(30代)第3ステージ(40代)・・・。周りの友人たちがみんな努力しそれぞれの分野で活躍していく中、僕は第1ステージと第2ステージ前半までの”大切な時期”を無駄なプライドと精神の病とアルコールでほとんど棒に振ってしまった。映画を撮ることも出来ず、暗く長いトンネルに迷い込み、泥沼にはまって心と体がボロボロになってしまった。

そして僕も35歳になった。第2ステージの折り返し地点である。この第2ステージの残りの5年間の過ごし方で第3ステージが決まると僕は考えている。動くなら”今”しかないと強く思いリスクは大きいがまた東京にも戻ってきたのだ。来てしまったからには、前を向いて走るしかない、しかもトップスピードで。とにかく全力疾走あるのみである。

さぁ、僕の人生はどうなることやら?
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# by akazami | 2011-01-26 08:15 | 日々のこと

パーマネント野ばら

2011年1月24日(月)
『パーマネント野ばら』
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2011年に入ってから、短期間の間にいろいろな物事が信じがたいスピードで変化している。環境が変われば気持ちも当然変わるし、当然疲れる。毎日クタクタになりながらも気持ちは”映画モード”に入っているので普段は借りてこない新作DVDを真夜中に観ている。

DVD『パーマネント野ばら』(監督:吉田大八)を鑑賞する。ビールを片手に。
傑作『不抜けども、悲しみの愛を見せろ』の映像作家吉田監督の新作ということで期待していたが、正直うーん・・・いまいちという印象を僕は受けた。映像派の吉田監督作品をノートPCの小さい液晶画面で見ていること自体まともに感想を言える立場ではなく、近藤龍人君の撮影もまともにわからない・のが悔しい・・。

菅野美穂は演技派の女優とは思うけど”映画女優”にきっとずっとなれないと僕は思う。この映画でも彼女から”いい”イメージは全く受けなかった。西原理恵子原作だからあくの濃いキャラが多く出てくるが全員漫画チックで人間味が少しもなく、奥寺さんの脚本もセリフ重視の無理やり感があり、『腑抜け~』の時の田舎を美しく描く独特の映像センスやキャラクターを魅力的に描く演出力もいい形で映画に反映されていなかった。

原作モノで”女の情”がテーマという監督にはかなり高いハードルだったのだろうとおもう。同じ失敗作に近い失望感を山下君の『天然コケコー』を観た時にも受けたことを思い出す(ちなみに『天コケ』の撮影も近藤君)。「プロデュサー側からくる正直乗り気がしない企画」をどう面白く魅力的な作品に仕上げるかに監督は”苦労したんだろうな~”と想像してしまった。それが映画に全部出てしまっている・・・。それが観客に見えたら映画は面白くないに決まっている(まぁそんな想像をする人間も少ないと思うが)。

しかし今後も吉田監督への期待は変わらない。どんな人間も傑作ばかりは作れない。ピカソもプロコフェイフも膨大な駄作も作っている。芸術家は佳作や駄作を挟みながらたまに良作や傑作を発表できればいいのである。そういう意味でこはの『パーマネント野ばら』は佳作であると言える。


c0107704_0575537.jpg『パーマネント野ばら』(2009年/日本)
監督:吉田大八   ★★
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# by akazami | 2011-01-25 01:02 | 映画